どんなことをするの?

ボーイスカウトのイメージとは、

「ボーイスカウト=キャンプ、ハイキング、募金活動」

とよく思われがちです。


確かに、活動の中で行っていることの1つですが、どちらかと言えば、

「野外活動を中心に活動している」

というのが近い表現になると思います。


野外活動を通して、自然を学び、友情や協調の精神を育てることが中心にあります。



なぜ野外?

寄せては返す波も、青空に浮かぶ雲も、夜空に瞬く星空も、

何千年、何万年も前から変わらないけど、同じ景色は2度とはない自然。
時には思わぬ恵みをもたらしたり、時には途方もない力を示したり、

時にはいたずらとも思えるような現象を作り出したりする、恩恵に溢れている自然。
確かに自然から学ぶことは多いです。

桜が咲けば、田植えの時期が近づいていて
太陽が沈むのが早くなったと思えば、梅雨が開けて
気だるい暑さを抜ければ、木の実が一斉になり始め
オリオン座が見え始めたら、厚手のコートを着る

でも、野外活動にこだわるのはそれだけではありません。

何よりも、野外自体が冒険にみちあふれているからです。

月明かりを頼りに歩いたり、
自分達だけで作った秘密基地で仲間と過ごしたり、
火を囲んで語り合ったり、
限られた持ち物で過酷な環境を乗り越えたり・・・


その自然を、仲間たちと知恵を出し合い、創意と工夫で、

楽しく快適に過ごすすべを考え、課題を克服していく。

まさにリアルロールプレイングゲームです。子供たちのテンションもあがるワケです。

野外活動=リーダーシップ?

単に野外活動しさえすれば、自主性やリーダーシップが身に付くというわけではありません。


野外活動をボーイスカウトというフィルターを通すことによって、

初めて自主性、リーダーシップというキーワードがでてきます。

そのためにはボーイスカウトの成り立ち、組織構成が大きく関わってきます。
では、ボーイスカウトのフィルター、ボーイスカウトの仕組みについて見てみましょう